Profile

tsubota susumu

略歴
福岡県博多区出身の37歳。サラリーマン家庭に生まれ、春吉中学→筑紫丘高校→早稲田大学に進学。卒業後、地元NPOでホームレスの人の自立支援などに携わる。2014年に社会保険労務士として独立。企業の労務顧問、障害年金手続き代行などを行う。現在は障がいを持った利用者が働く複合事業所(障がい者就労継続支援A型事業と就労移行支援事業)も運営。

身長

家族構成

趣味

息抜き

好きな映画

好きな曲

好きな言葉

176㎝

妻 長男 次男 長女

スポーツ観戦 トレーニング

コーヒー

「マーダーボール」

「何度でも」

「何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」

原点はラグビー

87年 正光寺ひかり幼稚園
90年 板付小学校
94年 塩原小学校(転入)

96年 福岡市立春吉中学校
99年 福岡県立筑紫丘高校
03年 早稲田大学 文学部

小6時点で身長170㎝、体重70kgもあった体格を生かし、発足したての筑紫丘ラグビークラブジュニアスクールをプレーで牽引した。進学した筑紫丘高校でもラグビー部に入り、高3春の大会では県ベスト4入り。

清宮克幸監督(現・日本ラグビーフットボール協会副会長)が当時率いていた早稲田大学ラグビー部に憧れ、門を叩く。1学年下には五郎丸歩選手や畠山健介選手らがおり、1軍選手だけが袖を通すことのできる「赤黒ジャージ」を目指す激しい競争の世界に身を投じた。5軍からのスタートだった。

ポジションはスクラム最前列のフッカー。負担が蓄積し続けていたのか、大学2年時に首にヘルニアが発症した。その時の調子によっては手や足に痺れが広がり、握力がほぼない中で試合することもあった。競技生活は、この「ハンディ」との戦いでもあった。

練習後に居残ってのラインアウトのスローイング練習、タックル練習、筋力トレーニングなどを地道に続け、大学4年時にはついにレギュラーチーム入り。明治、慶應などとも対戦し、国立競技場での試合にも出場した。

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福祉に強い社労士として歩む

12年 ホームレス自立支援NPO「福岡すまいの会」理事
14年 社会保険労務士資格を取得 博多駅前に事務所を設立
15年 障がい者グループホーム「てとて」監事

ラグビーで活躍できた影には父の存在があった。大学時代に坪田の母が病を抱え、看病が必要な状態になる。実家に負担はかけられないと、プレーを断念せざるを得ない状況も覚悟した。

しかし父が介護をしながら働き続け、家計を支えてくれた。この時、何かあった時の会社の理解や周囲のサポート、適切な情報があることの重要性を痛感。そして将来は困難な立場の人を支援する仕事に携わりたいとの思いが芽生えた。

大学卒業後は、地元NPO「福岡すまいの会」で発達障がいを抱えた方の就労支援やホームレスの人の自立支援に取り組む。ここで1人の人間が自立するためには労働関係法、社会保険制度、メンタルヘルスなどさまざまな支援が必要と感じた。

そういった「総合支援」ができる社会保険労務士としての歩みを決意。2014年資格取得と同時に独立し、企業の労務顧問、障害年金手続き代行、メンタルヘルス研修などを行ってきた。

現在は複合事業所(障がい者就労継続支援A型事業と就労移行支援事業)も併設し、スタッフ、障がいを持った利用者らが働く事務所も運営している。

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車いすラグビーチームを設立

14年 九州初の車いすラグビーチーム「福岡ダンデライオン」を設立、監督に就任
18年 日本代表・乗松星矢選手が加入。日本選手権初出場
19年 日本選手権で4位

重度障がい者が激しくぶつかり合う車いすラグビーの試合に衝撃を受けた坪田は2014年、九州初のチーム「福岡ダンデライオン」を立ち上げ、監督に就任した。現チーム代表の堀貴志選手と2人でスタートしたが、競技用車いす(ラグ車)が1台約100万円と高額なのがネックだった。クラウドファウンディングで多くの人に費用を支援してもらい、なんとか練習できる環境を整えることができた。選手1人、監督1人、ラグ車1台での船出だった。

チームにはプレーヤー以外にも車いすのメンテナンスや重度身体障がい者である選手をサポートするスタッフも必要だ。プレー体験会、告知イベント、全国からチームを招いての普及試合など地道に活動を続け、徐々に仲間が集まっていった。

16年、公式試合に必要な登録選手4人と、遠征することが可能になる人数のスタッフも集まり、日本選手権予選に初出場。予選通過はならなかったものの、プレーオフで悲願のチーム初勝利を上げた。

18年にはリオパラリンピックにも出場した日本代表・乗松聖矢選手が加入し、初めて日本選手権予選を通過した。翌19年には韓国からパク・ウーチョル選手ら2人が加入し日本選手権4位と飛躍。チームは成長軌道に乗っている。

現在約20人が加入する「福岡ダンデライオン」は、選手以外にも医療関係者、施設職員など多様な人たちが支え合い、共に成長するコミュニティでもある。スポーツチーム以上の機能を果たす小さな「共生社会」だ。

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